
フリーズドライってなに?
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軽いのに、栄養はぎゅっ。
フリーズドライおやつのちょうどいい話
目次
フリーズドライってなに?
フリーズドライとは、「真空状態で凍結させた食材から、水分だけをゆっくり取り除く」加工方法のこと。加熱せずに水分を抜くため、素材の風味や栄養をそのまま残すことができます。
乾燥の方法はいろいろありますが、フリーズドライは特に「軽くて香り高く、栄養が壊れにくい」製法。人の食材でもスープや果物などでよく使われています。
この製法のポイントは「気圧と温度」。
私たちが生活する地上では水は100℃で沸騰しますが、山の上のように気圧が低い環境では、もっと低い温度で沸騰(蒸発)します。 フリーズドライはこの原理を利用して、凍らせた食材を真空状態に置き、−30℃から徐々に温度を上げながら昇華させることで、水分だけを抜いて乾燥させています。
IMAではこのフリーズドライ工程に、約100時間(約4日間)かけて、じっくりと丁寧に水分を飛ばしています。だからこそ、香りも栄養もそのままに、サクッと軽くて保存性の高いおやつに仕上がるのです。
見た目は軽くても、実はぎっしり栄養
袋を開けたとき、「軽い!」「これだけ?」と思う方もいるかもしれません。 でもフリーズドライのおやつは、水分を飛ばして栄養と旨みをぎゅっと凝縮したおやつ。見た目よりずっと中身が濃いんです。
例えば、鹿レバーや鶏むね肉は、水分を約80%ほど含んでいます。フリーズドライにすると、その水分が抜けるかわりに、たんぱく質や鉄分などの栄養はそのまま。
つまり、同じ重さでも、栄養価は通常の状態より何倍も高くなります。
🧊 ちなみに、フリーズドライの仕上がり量は、原材料の約20〜25%程度。つまり、100gの鹿レバーを使っても、できあがるのは20gちょっと。軽く見えて、その中にはたっぷりの栄養が詰まっているんです。
「軽くてサクッとしてる」=「あげすぎ注意」でもある、ちょっと特別なおやつなんです。
だからこそ、与え方にちょっとだけ気をつけて
IMAでは、フリーズドライのおやつに1日の給与目安(グラム)を明記しています。 これは、見た目の大きさでは判断しにくい「栄養の濃さ」をしっかり伝えたいから。
例えば、鹿レバーフリーズドライは1個が約3g前後。見た目は軽く感じますが、たんぱく質や鉄分がたっぷり。
目安量より少なめから始めて、その子の体調や活動量に合わせて調整してみてくださいね。
📝 1日あたりの食事量やおやつ量のバランスについては、別のコラムでも詳しくご紹介しています。
どんな子におすすめ?どんな時に便利?
フリーズドライは、小さく割りやすく、軽くて持ち運びもしやすいのが魅力。
- お散歩やおでかけにポケットに入れてもかさばらない
- 手で割って、小さな子やシニアにも合わせられる
- 香りが立ちやすく、トレーニングのごほうびにも◎
フリーズドライは、湿気や直射日光を避けて保存すれば、常温でも比較的長く保存できるのが特長。
無添加だからこそ開封後は早めの使用がおすすめですが、軽くて持ち運びやすく、非常時にも使いやすいため、災害時の備えとしてストックしておくのもおすすめです。
IMAのこだわりフリーズドライおやつたち
IMAでは、「愛犬に毎日あげたくなる、安心でおいしいおやつ」を目指して、素材と製法にこだわったフリーズドライおやつを手作りしています。
- 鹿レバーフリーズドライ … 高たんぱく・鉄分豊富。香りの強さで食いつき抜群
- 鶏むねフリーズドライ … 鳥取産の大山鶏を使用。脂肪が少なくヘルシー
- 鳴門金時フリーズドライ … ほんのり甘くて自然なおやつ。食物繊維も◎
- 納豆フリーズドライ … 納豆菌の働きはそのまま。発酵のチカラを毎日のプラスに
おやつとしてだけでなく、トッピングや手作りごはんの補助にも使えます。
軽いのに、しっかり栄養。おいしくて、便利。だけど、ちょっとだけ与え方に気をつけたい。
そんな“ちょうどいいおやつ”が、フリーズドライなんです。
愛犬との毎日に、手軽で安心なおやつを。
フリーズドライ、うまく取り入れてみませんか?